シンガーのモデル15K、そのごく初期のモデルのアンティーク足踏みミシンが入荷しました。オーソドックスにみえて非常に希少な足踏みミシンなんです!
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こちらの機種、シンガー15Kは皆様見慣れた方も多いかと思います。それもそのはず、大正から昭和にかけて日本に持ち込まれたのがこの機種で、さらにこれが元になって日本の足踏みミシンが作られ始めたのですから、皆さんのお宅にあった足踏みミシンとどこか近いものを感じるはずです。このミシンは同じモデル15でも誕生した頃のもので、ボビンケースの形が今のものとは異なります。今でも腕ミシンなど一部の工業用ミシンで使われているデザインのボビンケースです。外から見たらほとんど変わっていないように見えますが(^_^)。
機械は分解掃除をしております。まだまだきれいに縫えますから、昔のミシンはなんと堅牢に出来ているのかと私たちでも驚きます。鋳物や鋼の素材は間違いなくいいものを使っているんですね。ミシン針は家庭用ミシン針が使えますので、その心配はいりませんね。
台はマホガニーのツキ板および無垢材が使用されています。年月が経ち色が変化していった、こういう雰囲気のある木は、絶対に新しい木を着色しただけでは出来ませんので、その経年こそが価値とも言えますね。100年以上経った台としては驚くべきコンディションです。こちらへ届いたときには塗料が古くなり傷んでいましたので、当時と同じ手法・塗料の天然樹脂シェラックニスで塗装いたしました。単に市販されたままでなく塗料も当店で独自調合して全て手作業のフレンチポリッシュで仕上げております。熱いカップやアルコール、または花瓶の水などに注意して下さい。脚は分解クリーニング後に再塗装して調整いたしました。塗装は錆防止になります。
ちょっと珍しい機種の足踏みミシンです。100歳越え現役。
消耗品 | 市販 | |
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ミシン針 | 家庭用ミシン針 | ◎ |
ボビンケース | 専用ボビンケース | ? |
ボビン | 専用ボビン | ? |
ゴム輪 | 不要 | - |
ベルト | 家庭用革ベルト | ◎ |
◎:手芸店で新品入手可能 ○:専門店で新品入手可能(かも) △:ミシン専門店でも新品入手難 ×:アンティーク品のみ存在 |
主な機能 | |
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縫い目調整 | ○ |
返し縫い | - |
上糸調子 | ○ |
下糸調子 | ○ |
押え圧力調整 | ○ |
サイズ(横x奥x高さ) |
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AAcm x BB cm x CC cm |
※高さは収納時 |
その他の特徴 |
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