豪華で他にないユニークな足踏みミシンが入荷しました!英国シンガー製モデル27Kの家庭用足踏みミシンです。ドレッシーでありながら重厚感もあります!
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思わず「おー」と感嘆の声を上げてしまいそうな豪華重厚なアンティーク足踏みミシンが入荷しました!真鍮の飾りがあり引き出しも2段、彫刻もエレガントで、使用された木材も家具材という、稀に見る一品です。20世紀の初頭、1902年、まだ明治時代の日本ではもちろんこのミシンの生まれ故郷イギリスでも足踏みミシンが高級品であった時代、その中でも高級品の部類として販売されたのがこちらの足踏みミシンでしょう。当時の日本は中古ミシンでも入手するのは困難で高価だったため、こういった高級品の足踏みミシンはまだ入ってきていなかったと思われます。
機械はモデル27Kといってボビンケース(釜)に弾丸型シャトルを使用する機種でシンガーではロングセラーになったモデルですが、もちろん縫えるように分解掃除をして調整いたしました。ミシン針はいまの家庭用ミシン針が使用できます。シャトルは現状で古いものを使用していますが、ボビンとシャトルも新しいものが入手できるようになってきました。ゴム輪やベルトといった消耗品も入手は容易です。
台はマホガニー仕様。要所に無垢材が使用されていて、広い面には今ではお目にかかりにくい板目のマホガニーツキ板で化粧されています。杢目や無垢材の質感、そして経年で生まれた色合いがあいまって非常に重厚感が増して見えるのは筆者だけではないと思います。引き出しなどの彫刻もちょっとした溝ではありますがデザインに立体感を加えています。さらに真鍮の取っ手や蝶番などが装飾性を高めているため、冒頭でも書いたように豪華重厚な足踏みミシン台という表現が的確なような気がしております。今回古味を残しつつきれいにしたいというミッションにいたしましたので、古い塗装を薄く落とした上で再塗装を行っております。塗料には植物由来のステイン、天然樹脂のシェラックニスを使用しました。いずれも古くからアンティーク家具の補修や塗装に使われてきました。石油系シンナーなども使用しておらず、またホルムアルデヒドの吸着効果もあると言われています。ただ、熱やアルコールに弱いので、熱いコーヒーカップや消毒アルコールなどを置かないようにしてください。また水気のある花瓶も避けた方がよいでしょう。
鋳物の脚も良く見ると面が平らではなく窪みがあり、それも脚を立体的に見せる要素となっています。ベルト車とペダルを結ぶクランクには木製の棒が使用されています。これも“アンティーク”足踏みミシンにしか見られない特徴です。脚は分解クリーニング後に再塗装をして本体との連動の調整もしております。
また1つ手放しがたいアンティークミシンが増えてしまいました(^^;)
消耗品 | 市販 | |
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ミシン針 | 家庭用ミシン針 | ◎ |
ボビンケース | 専用弾丸型シャトル | △ |
ボビン | 専用ボビン | △ |
ゴム輪 | 外径31mm程度 | ◎ |
ベルト | 家庭用革ベルト | ◎ |
◎:手芸店で新品入手可能 ○:専門店で新品入手可能(かも) △:ミシン専門店でも新品入手難 ×:アンティーク品のみ存在 |
主な機能 | |
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縫い目調整 | ○ |
返し縫い | - |
上糸調子 | ○ |
下糸調子 | ○ |
押え圧力調整 | ○ |
サイズ(横x奥x高さ) |
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92 cm x 45.5cm x 77 cm |
※高さは収納時。幅は拡張時129cm |
その他の特徴 |
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説明書のコピーをお付けします。