優雅でコンパクト、希少な英国シンガー製アンティーク足踏みミシンが入荷しました!
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こんなミシンあったんだ!と思ってしまうようなシンガー製アンティーク足踏みミシン・モデル15Kです。こちらの機種は日本でも多くの方が見たことのある国産の黒いミシンの源流になったモデルです。ただ黒いボディに優雅な曲線の金色装飾、なんといってもベースがフィドル(バイオリン)型のデザインは、実用重視になった近年のものとはまったく異なりますね。言い忘れておりましたが、こちらは製造から120年も経っている本当のアンティークミシンなんです。
機械はモデル15Kです。後年のモデル15Kと異なる点は釜の形状で、垂直半回転釜な点は同じなのですが、釜が現在の腕ミシンのような剣先が長く延びた形になったもので、ごくモデル15Kでもごく初期にしか見られないデザインです。ミシン針はいまの家庭用ミシン針が使用できます。
台はマホガニー材が使用されています。かなりの面に無垢材が使用されている、はっきり申しましてかなり贅沢な仕様となっております。無垢材の良いところは年月が経って傷んでも表面を少し研磨してあげれば美しい杢が出てくる点ですね。こちらも古い塗装を薄く落とした上で再塗装を行っております。上の木製カバーもオリジナル。金具が欠損していますが上においておくだけで機械を湿気や埃から守れます。特に古さを演出するための加工もせず木そのものの味が出た仕上がりでこの美しさです。塗料には植物由来のステイン、天然樹脂のシェラックニスを使用しました。いずれも古くからアンティーク家具の補修や塗装に使われてきました。石油系シンナーなども使用しておらず、またホルムアルデヒドの吸着効果もあると言われています。ただ、熱やアルコールに弱いので、熱いコーヒーカップや消毒アルコールなどを置かないようにしてください。また水気のある花瓶も避けた方がよいでしょう。
鋳物の脚も良く見ると面が平らではなく窪みがあり、それも脚を立体的に見せる要素となっています。ベルト車とペダルを結ぶクランクには木製の棒が使用されています。これも“アンティーク”足踏みミシンにしか見られない特徴です。脚は分解クリーニング後に再塗装をして本体との連動の調整もしております。
幅も多くの足踏みミシンよりもずっと小さく70cm台です。インテリアにはもってこいのアンティーク足踏みミシンです。ない部品もありますのでワケあり価格にしております。
消耗品 | 市販 | |
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ミシン針 | 家庭用ミシン針 | ◎ |
ボビンケース | 専用 | × |
ボビン | 専用ボビン | × |
ゴム輪 | 不要 | - |
ベルト | 家庭用革ベルト | ◎ |
◎:手芸店で新品入手可能 ○:専門店で新品入手可能(かも) △:ミシン専門店でも新品入手難 ×:アンティーク品のみ存在 |
主な機能 | |
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縫い目調整 | ○ |
返し縫い | - |
上糸調子 | ○ |
下糸調子 | ○ |
押え圧力調整 | ○ |
サイズ(横x奥x高さ) |
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72.5 cm x 41cm x 74 cm |
※収納時の高さは101cm |
その他の特徴 |
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