シンガー モデル221 フェザーウェイトの使い方について

シンガー モデル221 フェザーウェイトの特徴

シンガー モデル221 フェザーウェイト足踏みミシンの本体正面写真

1951年 アメリカ製のシンガー モデル221 通称フェザーウェイト。

シンガー モデル221 フェザーウェイト足踏みミシンの写真

幅は広げても45cm以内

シンガー モデル221 フェザーウェイト足踏みミシンの写真

専用のコントローラーです。

シンガー モデル221 フェザーウェイト足踏みミシンの弾丸型シャトル写真

ライトも内蔵。

シンガー モデル221 フェザーウェイト足踏みミシンのボビン写真

底にシリアルNO.アリ

※時代により多少デザインが異なることがあります。色違いのもの、コントローラーのデザインやケースの形が違うものがあります。

上糸の掛け方

①糸たてから糸を引きます。

糸たて棒に糸巻きを立てています。

②ミシンヘッドの糸案内に掛けます。

フェイスプレートの様子。

③糸調子皿にしっかりと糸を挟みます。※1

真横に引いてください。

④糸引きバネにも糸を掛けます。

糸取りバネやピンピンバネとも呼ばれます。

⑤天秤の穴に通します。

天秤は動作時に上下する金属の棒。

⑥フェイスプレート中央手前のガイドに掛けます。

面板です。

⑦針の上付近にもガイドがあります。

針棒にあるガイド。

⑧針には向かって右から左へ糸を通します。

針の取り付け位置。

※1.押えを上げた状態にすると糸調子皿が少し開きますのでの糸が奥にしっかりと入って挟まります。押さえレバーを下げると糸調子皿の隙間は閉じます。

下糸巻き

糸の掛け方は赤い線のようになります。

図は説明書からの抜粋。

①縫うときと同じく糸案内に掛けます。

こちらはアンティークのロングボビン。

②下糸巻き用の糸ガイドがあります。

糸がすぐ解けなければ大丈夫です。

③ボビンを下糸巻き機にセットして巻きます。

真横に引いてください。

④専用のボビンケースとボビンです。

糸を巻く前のボビンが挟まっています。

さらに詳しく説明書にも記載されています。

糸調子

 上下糸調子の合わせ方の基本は基本的な使い方のページの項目をご参照ください。

下糸調子の決め方

 下糸調子を最初に決める方法は上記の基本的な使い方のページの項目と同じくボビンケースを使った方法で構いません。フェザーウェイトのボビンケースは少し軽量ですので、やや緩めの糸調子から始めると良いかもしれません。下糸調子の調整は、ボビンケースにある小さなネジでおこないます。ネジを右に回して締めると糸調子が強くなり、反対に左に回して緩めると糸調子も弱くなります。

上糸調子の決め方

 上糸調子は、下糸調子よりもほんの少し強いくらいと言われます。針板の穴から出した下糸を引っ張ってみて、また上糸も天秤付近で引っ張ってみて比べてみると良いでしょう。

 一般的な洋裁では上記の方法で問題ないと思いますが、伸びる生地やバイアスを縫うときには、糸調子をあえて緩めにして糸が少したるむような状態にするなど、素材によっての工夫も必要です。