シンガー モデル27・127の使い方について

シンガー モデル27・127の特徴

シンガー モデル27・127足踏みミシンの本体正面写真

1895年 英国製のシンガー モデル27K。

シンガー モデル27・127足踏みミシンの写真

ベース幅37cm x 奥18cm

シンガー モデル27・127足踏みミシンの写真

前後に開くプレート

シンガー モデル27・127足踏みミシンの弾丸型シャトル写真

弾丸型シャトルを使用

シンガー モデル27・127足踏みミシンのボビン写真

ボビンも細長い

※時代により多少デザインが異なることがあります。下糸巻き機の位置やシャトル取り出しボタンの有無など。絵柄も何種類か存在します。

上糸の掛け方

①糸たてから糸を引きます。

糸たて棒に糸巻きを立てています。

②フェイスプレート(FP)の角の窪みに掛けます。

フェイスプレートの様子。

③糸調子皿にしっかりと糸を挟みます。※1

真横に引いてください。

④糸引きバネにも糸を掛けます。

糸取りバネやピンピンバネとも呼ばれます。

⑤天秤の穴に通します。

天秤は動作時に上下する金属の棒。

⑥フェイスプレート中央のガイドに掛けます。

面板です。

⑦針の上付近にもガイドがあります。

針棒にあるガイド。

⑧針には向かって左から右へ糸を通します。

針の取り付け位置。

※1.上糸調子下のベロを押すと糸が糸調子皿の奥にしっかりと入って挟まります。また、ベロがない機種では上糸掛けの際に押えレバーを上げておかなければなりません。押えレバーを上げておくと糸調子皿が開いた状態になるためです。レバーを下げると皿が閉じます。

下糸巻き

糸の掛け方は赤い線のようになります。※1

図は説明書からの抜粋。

①ボビンを用意します。

こちらはアンティークのロングボビン。

②あらかじめ何周か糸を巻いておきます。※2

糸がすぐ解けなければ大丈夫です。

③下糸巻き機のつまみはバネになっています。

真横に引いてください。

④ツマミを引きながらボビンを挟みます。

糸を巻く前のボビンが挟まっています。

⑤下糸巻き機を傾けてベルトに接触させます。※3

こちらは足踏みミシン専用の下糸巻き機です。

⑥ストップモーション大ネジを緩めておきましょう。

プーリー中央にφ5cmほどの大ネジがあります。

⑦ペダルを踏んで糸を巻いていきましょう。

ガイドが左右に糸を振り分けます。

⑧8割ほど巻けたら取り外して下糸巻き完了です。

長いボビンに糸が巻けました。

⑨シャトルへボビンを入れましょう。

長いボビンに糸が巻けました。動画を掲載しました。(別ウィンドウが開きます)

※1.下糸巻き機の位置が機種により異なることがあります。
※2.ボビンの端の皿と下糸巻き機の受けの間に糸の端を挟んで固定してもいいです。
※3.機種によってゴム輪とはずみ車を接触させるものがあります。

糸調子

 上下糸調子の合わせ方の基本は基本的な使い方のページの項目をご参照いただくとして、モデル27や127の糸調子について解説します。

下糸調子はシャトルで
シャトルに糸調子のネジがあります。

シャトルの糸調子ネジの位置。精密ドライバーなど小さなマイナスドライバーが必要です。

 弾丸型シャトルのミシンも基本は下糸調子を決めた後に上糸調子を調整するという基本は変わりません。垂直釜のボビンケースのようにぶら下げて糸調子を決めるといった基準が、シャトルにはありません。ではどうやって下糸調子を決めるか?実はシャトルの糸調子はけっこういい加減でも大丈夫という面があるようです。

 かといって何も基準がないというわけにもいきませんので、敢えて言うならシャトルから出た糸を引いてみて少し抵抗があるなと感じる程度の糸調子から始めるとよいでしょう。するすると抜けるようだと糸調子は弱すぎますし、引いてみて突っ張るときがある場合は逆に調子が強すぎます。

上糸調子の決め方

 上糸調子は、下糸調子よりもほんの少し強いくらいと言われます。針板の穴から出した下糸を引っ張ってみて、また上糸も天秤付近で引っ張ってみて比べてみると良いでしょう。

 弾丸型シャトルと細長いボビンが見慣れないものなのでの取り扱いが難しそうに思う方も多いかもしれませんが、ボビンケース(シャトル)の子ネジや上糸調子ツマミで糸調子を取るのは他の機種と同じです。むしろそれさえクリアすれば、あまり糸調子にシビアではないモデル27・127はビギナーやライトユーザー向きかもしれません。