RICCAR(リッカー)製の国産足踏みミシンです。本体がグッドコンディションです!
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久々の登場、国産リッカーミシンの足踏みミシンです。機械外側の模様や塗装の状態が良く、金色の文字や模様が黒の塗装にはっきりと残っています。模様は植物を模したデザインが基本だと思いますが、他の国産メーカーと比べるとかわいらしいというか丸みがあるというか、ポップな雰囲気があります。よく見るとハート(の形)もあるんですよ(^_^*)
リッカーは日本の昭和のミシンメーカーの中でジャノメ・ブラザーに並んで3本の指に入る大きな会社でした。この黒い足踏みミシンが製造されていた時代はどの会社も機械的な構造はほとんど同じでしたので、比べるとすれば素材や工作精度になりますが、確かに大手だっただけあるなという品質です。塗りもしっかりとしていますし、機械の動作も安定しています。
機械は分解調整とクリーニングをいたしました。黄金色の模様はほぼ残っていますし、塗装のツヤもございます。メッキも輝く部分が多く残っています。消耗品である家庭用ミシン針・ボビンケース・ボビンなど市販されていることです。返し縫い機能、送り歯を上下させるドロップフィード(送り歯の高さを調整させる機能)もあります。キルトや刺繍もやっていた方がいるようです。アタッチメントを使えばボタンホールの穴かがりも可能です。
木製の台は端が欠けていたり接着剤が剥がれていたりと要手入れの状態でしたが、全面を張り替えるまでもなく部分的に応急処置をすればまだ使用できると判断しました。それぞれ傷のある部分ごとに補修をし、上面の古い塗装ははがして再塗装をいたしました。料には天然樹脂のシェラックニスを使用しました。いずれも古くからアンティーク家具の補修や塗装に使われてきました。石油系シンナーなども使用しておらず、またホルムアルデヒドの吸着効果もあると言われています。 ただ、熱やアルコールに弱いので、熱いコーヒーカップや消毒アルコールなどを置かないようにしてください。また水気のある花瓶も避けた方がよいでしょう。脚も分解クリーニング後に再塗装をして、再び組み立てました。本体との連動の調整もしております。
台には補修がありますが、機械本体は美しい足踏みミシンです♪
消耗品 | 市販 | |
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ミシン針 | 家庭用ミシン針 | ◎ |
ボビンケース | 家庭用ボビンケース | ◎ |
ボビン | 家庭用ボビン | ◎ |
ゴム輪 | 外径29mm程度 | ◎ |
ベルト | 家庭用革ベルト | ◎ |
◎:手芸店で新品入手可能 ○:専門店で新品入手可能(かも) △:ミシン専門店でも新品入手難 ×:アンティーク品のみ存在 |
主な機能 | |
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縫い目調整 | ○ |
返し縫い | ○ |
上糸調子 | ○ |
下糸調子 | ○ |
押え圧力調整 | ○ |
サイズ(横x奥x高さ) |
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87.5 cm x 42.5cm x 78 cm |
※高さは収納時のもの |
その他の特徴 |
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台を開くと幅119cm |